部屋数は最小限にして、それぞれを広く確保したいという希望を叶えるために一般的な間取りといえば「3LDK」ではないでしょうか。ここでは平屋で3LDKの間取りをいくつか抜粋してご紹介します。参考にしてみてください。
平屋の間取りは自由度が高いようである程度決まってきてしまう部分もあります。玄関をどこに設けるか、廊下を作るか、リビングを必ず通過するかといった条件に合わせて部屋の配置が決まることになるためです。
では実際に、平屋の3LDKで間取りを組み立てた場合どのような事例が考えられるのか。いくつか抜粋して見ていきましょう。似通ったデザインも含まれますが、ご了承ください。
3LDKの平屋の場合、主寝室と居室が2つといった間取りが多いでしょう。
夫婦と子どもが2人の家庭や、在宅ワークをしている方の場合は仕事部屋が欲しいという方や、おじいちゃん・おばあちゃんと同居をしている家庭などにも3LDKの平屋はピッタリです。
一部屋をシアタールームなどの趣味部屋にするという方法もあります。
このように、LDKにプラスして3部屋の居室がある場合は、さまざまな人に合わせた家づくりができます。
また、部屋数に余裕があるので各居室に収納が設けられるという点や、部屋数が多いことで、リビングを中心に各居室を隣接することで廊下などの無駄なスペースも生まれにくく、動線が短いという点も大きなメリットに。
将来的に子どもが成長して家を出たとしても、ゲストルームとして使用したり、趣味の部屋にしたりと使い方は無限大です。
このように、ファミリー世帯が平屋を建てる場合は、3LDKという間取りにはメリットがたくさんあります。
3LDKの平屋の場合、多くがファミリー層なので、20坪~30坪ほどの住宅が平均的な大きさの平屋です。
夫婦と子どもが2人の場合は、8帖~10帖ほどの主寝室、5帖ほどの子供部屋が2つ、広めのLDKといった形になります。
夫婦と子ども1人の場合は、主寝室と子供部屋、LDKに和室を隣接してつくるといった間取りも人気。
他にも、シアタールームなど趣味の部屋を作ったりすることも可能です。
ワークスペースを作る場合や、リビング学習スペースや家事スペース、ランドリールームやファミリークローク、シューズクロークがほしいと言う場合は、各居室内に設置するか、一部の居室を小さくしてスペースを確保するといった工夫が必要です。
明るく広々とした吹き抜けのあるLDK空間は、大きな掃き出し窓を開ければアウトドアリビングのような使い方もできます。奥行きのある作りになっているので、一緒に過ごす家族の気配を感じながらも、家族それぞれが思い思いに過ごすことができます。ランドリールームとウォークインクローゼットが隣同士で、かつ小窓がついているため洗濯ものを干したあとに畳んで衣類をしまうという動線が計算されつくしており、毎日の家事もラクラクに。
参考価格 | 2,000万円~2,499万円 |
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間取り | 3LDK+土間 |
延床面積 | 109.30㎡ |
敷地面積 | 369.97㎡ |
ガレージを含めてコの字に設計された平屋住宅で、真ん中に土間から繋がったテラスが開放的な造りとなっています。土間と繋がるテラスは玄関とも繋がっているため、アウトドアリビングとして使うこともできます。WICだけでなくスキップフロア下の収納もあるので、収納力も抜群。ロフトスペースや畳コーナーもあるので家族が好きな場所で思い思いの時間を過ごすことも可能です。黒い外壁とは対照的な白と木目を貴重とした内装と薪ストーブがオシャレ感と温かみをプラスしています。
参考価格 | 2,000万円~2,499 |
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間取り | 3LDK |
延床面積 | 133.11㎡ |
敷地面積 | 578.12㎡ |
注文住宅で3LDKの平屋を建築する場合、ハウスメーカーや工務店によって価格が大きく変わりますが、相場としては1000万円~2000万円ほどです。
希望する家の大きさや各種設備のグレード、外構デザインなどによっては費用が上がりますので、太陽光発電を設置したいなどの希望がある場合は、予算に余裕をもたせておく必要があるので注意しましょう。
平屋の場合は2階建て・3階建ての家とは異なり、トイレが1つですみますので、住宅メーカーのプランにはトイレが1つ組み込まれたプランになっている場合があります。
おじいちゃん・おばあちゃんと住んでいる場合など、家族が多いためトイレが2つ必要という場合は、その分の予算も考えておきましょう。