風が吹き、陽光がふりそそぎ開放感を味わえる。それなのに、プライベートな空間も確保される中庭。そんな安心とくつろぎの空間を得るためには、どういったポイントを押さえればよいのでしょうか。
平屋のデメリットは家の中心部に採光と風通りを確保しにくいところですが、中庭があることでその両方を得ることができます。
また、中庭は自然だけでなく、外からの視線を遮った、安心できるプライベート空間も与えてくれます。ただ、中庭のある平屋で快適に過ごすためには、メンテナンス、建築コスト、間取りの配置など、さまざまな工夫が必要です。
これらのポイントを押さえることで、中庭からの緑と光のおとずれが日々の生活を鮮やかにしてくれます。
中庭のある平屋住宅のメリットは、主に以下の4つです。
平屋を建てようと考えている方は、メリットを知って中庭を設置することを検討してはいかがでしょうか?
平屋住宅の場合、間取りを工夫しないと部屋が暗くなりがちです。しかし、中庭を作り、そこに面して大開口の窓を設ければ、部屋が明るくなります。
リビングを中庭に接するように配置すれば、外に広がりが感じられる開放的な空間に。中庭を囲むように、コの字やL字型の平屋にすれば、すべての部屋に採光できます。
平屋住宅では、間取りによっては風が通りにくい場合があります。しかし、中庭があればどの部屋も風通しが可能に。
風通しがよくなると、いつもなら冷房に頼っていた夏場も、エアコンなしで生活できるかもしれません。
洗濯物を室内干しすることが多い家庭では、中庭からの風によって乾きがよくなるでしょう。
中庭があれば部屋からも自然を感じられて、癒される住まいになります。
狭小の平屋住宅の場合、室内に観葉植物を置くスペースがない可能性も。中庭に植物を置いておけば、室内にグリーンがなくても自然を感じられます。
ガーデニングを楽しんだり、中庭に植えた樹木を愛でたりと、中庭があることでよりリラックスできる家になるでしょう。
中庭は、周囲の目を気にせずアウトドアを楽しめるスペースになります。
子どもが安全に外遊びできたり、ガーデニングしたりできるでしょう。
小さな子どもがいる家庭の場合、夏場にプールや水遊びをできるのも魅力です。
平屋住宅に中庭を設置する場合、多くの方がウッドデッキも一緒に設けています。ウッドデッキがあってリビングやダイニングの窓から出入りできると、天気のよい日に中庭で食事をとるのも簡単です。
テーブルやイスを設置していつもの食事も庭で食べると格別ですし、家族や友人たちとバーベキューなどを楽しむこともできます。
また、平屋住宅ではベランダがないので、中庭は洗濯や布団を干す場所にもなります。
二面道路の角に建っている住宅の場合、周囲からの目を気にせず洗濯物を干せる場所を確保するためにも、中庭を作るのがおすすめです。
中庭を設置するデメリットもいくつかあります。
主なデメリットは以下の3つです。
中庭を設置するなら、それなりに敷地面積が必要になります。
中庭を設置するとその分居住スペースが削られてしまうので、注意しましょう。
中庭を造らない場合と比較すると、中庭を設置するには建築コストがかかります。これは、中庭を造ることで、余分に内壁が必要になるためです。
壁や窓が追加すれば、その分費用は高くなるので、施工業者と相談して決めましょう。
中庭は居住スペースから見える空間なので、それなりに整った状態を維持する必要があります。
ガーデニングや植物の手入れが得意でない場合、植える樹木や植物を工夫したり、雑草対策で砂利などを敷いたりするのがおすすめです。
また、場合によっては虫が発生することもあるので、虫が苦手な方は対策を考えなければなりません。
中庭を設置する場合には、施工業者と相談の上、排水経路や地面の素材などを検討してみることをおすすめします。
平屋住宅に中庭を設置するメリット・デメリットを解説しました。
中庭を配置すれば、居住スペースが明るくなったり風通しがよくなったりというメリットがあります。また、プライベートな庭として、家族みんなでアウトドアを楽しめるのも魅力です。
しかし、建築コストがかかったり維持管理が面倒だったりというデメリットもあります。
中庭を設置するには敷地に余裕が必要なので、土地の特徴やコストなどを確認し、施工業者に相談しましょう。
ゆったりとした大きな中庭に視線を伸ばすと、子どもたちが遊んでいる姿が見える。落ち着いたカフェのような雰囲気もありながら、子どもたちの笑い声が響くにぎやかさもあわせもつ。家のどこにいても何をしていても、家族を近くに感じられる幸せ。
大きな窓から中庭を眺めつつ、料理や食事を楽しむ毎日。食卓を囲んだ窓から見える風景が、日々四季のいろどりを教えてくれる。周囲の視線から守ってくれつつも、自由な暮らしを諦めないデザイン。夜になると各部屋の窓から優しく明かりが溢れ、中庭から月明かりが差し込んでくる。
日々の暮らしは、「穏やか」だけでなく「楽しく」したい。家のどこからでも緑と光が差し込んでくる。季節を楽しむ中庭から、子どもたちの笑い声が聞こえてくる。外からの視線を遮る格子は、プライバシーだけでなく子どもたちも守ってくれる。こじんまりとしたシンプルな書斎の小窓から、陽光と緑がいつも遊びに来てくれる。
陽だまりの中庭を囲んだ家なら、インドア派でも自然を楽しめる。家にいながら、自然と太陽の温もりを味わいながら読書ができる。それだけで幸せ、それが最高に幸せ。シンプルかつスタイリッシュな落ち着いた空間が、穏やかな生活を鮮やかに彩る。
伸びやかで開放的なリビングの窓から一歩踏み出して、太陽の下でピクニック。芝生の上に寝転んでも、外からの視線は気にならない。リビングからも中庭からもお互いの存在を確認できる。日当たり抜群の中庭は格子が周囲の視線を遮ってくれるので、洗濯物を干すのにも最適。
シンプルモダンなのに、遊び心もあわせもつ。外から家の中の様子は見えないので、大きく窓を開けて楽しめる。中庭が与えてくれる開放感を得ながら、昼はハンモックでお昼寝。夜は各部屋の窓から光が漏れて、落ち着いたたたずまいに癒されながら、月明かりに包まれる。
家にいるのに外にいるから、気兼ねなくくつろげる。広々とした芝生で、バレーボールやバトミントンも楽しめる。シンプルでありながら、温かみのある空間。どこからでも見える中庭は、覗く場所によって表情が変わる。キッチンからも子どもの姿が見えて安心。玄関からは、一枚の絵のようにスタイリッシュにたたずんでいる。
日常を忘れさせてくれる、そんな生活ができる家。中央にある水盤と芝生に魅せられる中庭があり、それを囲むように生活スペースが並んでいる。スタイリッシュなデザインが、日常と非日常をあわせもった極上の空間を演出してくれる。
シャープで落ち着いたデザインなのに、どこか温かみがある。中庭に向かって開かれている空間は、家族間のコミュニケーションを取りやすく、外の視線からはしっかりと守ってくれる。自然の光はどこまでも室内に伸び歩き、シンボルツリーの山紅葉が、いつも四季の変化を教えてくれる。
中庭に面して大きく開けた窓は、たくさんの自然光を生活に届けてくれる。外からは閉じられ、中に向かって開く。開放的なのにプライベートが保たれた空間は、日常を忘れてしまうような心地よさ。夜がおとずれた中庭に出て空を見上げれば、またたく星々が今日の疲れを癒してくれる。
シンプルな平屋の中心は、広々とした中庭。子どもたちがのびのびと遊べる空間は、外からの視線は感じられないので夏場はプールも楽しめる。忙しい共働きのご夫婦でも、中庭なら手入れがしやすい。太陽光がしっかり入るから、テラスで干した洗濯物もよく乾く。
サンルームが中庭につながっているため、晴れた日は庭で洗濯物を、雨の日は室内で干せる使用になっている。風呂場の窓から見える中庭の緑は、日々の疲れを癒してくれる。日常が豊かになるような、明るく爽やかな空間が心地いい。
家の中央に配置された中庭は、洗濯物を干すスペースにもなっている。すべての空間をつなぐ中庭は、各部屋に光を届ける役割を担う。冬は暖かい陽射しを、夏は涼風を、そんな外のよいところだけを招きいれる。個性的でありながら、落ち着いた雰囲気も味わえる。
玄関を開けてすぐに視界に広がる中庭は、客人を爽やかにもてなしてくれる。生活動線が考慮された間取りのため、洗濯カゴをもって数歩踏み出すと、そこは陽光が降り注ぐ中庭。洗濯物を干し終わったら、ウッドデッキに腰掛け休憩。中庭があれば、家のどこにいても、子どもたちの笑顔を見ることができる。
平屋の中心に中庭をもってくることで、外からは閉ざされ中からは開かれたプライベートな空間を確保。それとともに、十分な光が差し込む過ごしやすい住宅が実現。ワンフロアすべての生活スペースがつながっているので、いつも家族の存在を身近に感じることができます。
十分な広さをもったシンプルな中庭が、家族を迎え客人を招き入れる。作庭された中庭から、各生活スペースにおとずれる光と開放感。中からふと視線を外に伸ばせば、四季折々の移ろいを演出してくれている。夏は涼しく、冬は暖かい。
和風でいてモダンなテイストの平屋では、中庭が各部屋に心地よい光をとりこんでくれる。しっとりと落ち着いたそのたたずまいは、疲れた心をほっとさせてくれる。家に帰るだけでスイッチをオフにして、リラックスできる。
遊び心満載の中庭で、夏はプールとバーベキュー。外に出るのが億劫になりがちな冬でも、中庭なら子どもたちを太陽の下で遊ばせてあげられる。休日は友達を呼んで食事会。平日は洗濯物を干したり、くつろいだり。メリハリのついた生活を楽しむことができる。
外向きの開口部が少ないことで防犯に考慮しつつ、開放感とプライベート感を演出。室内への採光だけでなく通風も確保し、暮らしやすさの工夫も生きている。家族の存在をいつも感じながら、お互いのもつ距離感など、生活スタイルに寄り添うような空間になっている。
遊び心満載の中庭で、夏はプールとバーベキュー。外に出るのが億劫になりがちな冬でも、中庭なら子どもたちを太陽の下で遊ばせてあげられる。休日は友達を呼んで食事会。平日は洗濯物を干したり、くつろいだり。メリハリのついた生活を楽しむことができる。
ウッドデッキを貼った中庭は管理も掃除もしやすく過ごしやすい。コンパクトな平屋の小さな中庭で、シンボルツリーのヤマボウシがお出迎え。四季折々に木々が色鮮やかな表情を見せてくれる。中庭につながるダイニングには涼風がふき、優しい日の光が差し込んでくる。
中庭があることで外と地続きでありながらもプライベートゾーンを確保。見上げると広がる、自分たちだけの特別な空。あえて中庭と高低差をつけた子ども部屋と寝室は、そのひと工夫により互いの視線がずれて、家族間でも心地よい距離を保つことができる。
「将来のことも考えて階段に頼らない暮らしがしたい」そんな希望で建てられた平屋。コの字型の間取りで中庭を設置することで、明るく風通りのいい住宅になった。レイアウトを工夫し、寝室まで生活音が届かないのも心地いい。それでも、向かい合う窓を通して家族を身近に感じることができる。
夕食の支度や洗濯物を取り込む、そんな忙しいはずの夕方に、思わず中庭に出たくなる。夜と昼の入り混じった夕景に、ふと動きを止めて魅入ってしまう。家の中央に浮かぶ自分たちだけの空。中庭のシンボルツリーが優しく出迎えてくれる平屋は、日常の慌ただしさを時折忘れさせてくれる。